お子様の近視の進行を抑制するための自由診療

とやま眼科では、お子様の近視抑制のための治療である低濃度アトロピン(マイオピン点眼、リジュセア点眼)、オルソケラトロジー(メニコンオルソK)、レッドライト治療法(アイライジング)を自由診療で提供しています。

近視の進行抑制治療の目的は、近視が強くなることを防ぐことと、将来の目の病気のリスクを低下させることです。主な近視の進行抑制治療法の概要は以下のとおりです。個人差がありますが、いずれの治療法も、治療をやめると近視の進行が早まる可能性があります。近視が進行するのは成長期であるため、身長の伸びが止まるまでは継続する必要があります。

  1. ①1日1回目薬するだけで近視を抑制したい

    ➡低濃度アトロピン(マイオピン、リジュセア)(約30-50%近視抑制)

    低濃度アトロピンについて
  2. ②眼鏡もコンタクトも使わずに遠くを見たい、近視も抑制したい

    ➡オルソケラトロジー(約50%近視抑制)
    ※①と②を併用すると約75%近視抑制可能です

    オルソケラトロジーについて
  3. ③最大の近視抑制効果を希望

    ➡レッドライト治療(アイライジング)(1年で平均87%抑制)

    アイライジングについて

現在、報告されている近視抑制効果は
アイライジング(近視抑制率1年平均約87%)>オルソケラトロジー+マイオピン0.025%併用(約75%)>オルソケラトロジー単独(約50%)=マイオピン0.025%(約50%)=(?) リジュセア0.025% >マイオピン0.01%(約30%)
です

※リジュセア0.025%は令和7年4月発売であり、近視抑制率は今後の調査により変化することがあります。

名称 概要(特徴、使い方、副作用、対象など) 費用目安
1か月あたり
(税込)
アトロピン点眼液
(リジュセア0.025%,
マイオピン0.01%)
瞳を広げる作用のあるアトロピンという目薬を1日1回寝る前に点眼する治療法です。副作用として、点眼後にまぶしさを感じることがあります。眼鏡やコンタクトレンズによる視力矯正が別途必要です。オルソケラトロジーと組み合わせて使用することが可能です。0.025%, 0.01%アトロピン点眼は、日本人の小中学生の近視に対して有効性と安全性が確認されています。 点眼薬3900円, 4200円
(検査診察代別)
オルソケラトロジー※ 特殊な形状のハードコンタクトレンズを寝ている間に装着し、角膜の形を一時的に平らにする方法です。日中の良好な裸眼視力を得るとともに近視の進行を抑制できます。同じレンズを繰り返し長期間使用するため、付着した汚れを丁寧に洗浄してレンズを清潔に保つ必要があります。
原則、―4.00Dまでの近視の方が適している治療法です。
検査診察代込
月約7000円
(但し2年分を一括払い)
(3年目からは月約4000円)
レッドライト治療法
(アイライジング)※
650nmの赤色光を、専用の機器を用いて自宅で1回3分、1日2回、瞳孔を通して目の奥に当てる治療法です。光を当てた直後に一時的なまぶしさ、残像が起こることがあります。眼鏡による視力矯正は別途必要であり、オルソケラトロジーと組み合わせて使用することは可能です。低濃度アトロピン点眼との併用はできません。 検査診察代込
月約24,000円
(一部一括払い)
(2年目から月約10,000円)

※近視進行抑制としては国内未承認です。